今さら聞けない？Webサイト制作時に利用するFTP機能についてまとめてみた

FTPってよくわからないんですよ～って、実はちょいちょい言われます。

WEBサイト制作を行っている人たちでは、あたり前？のように利用しているファイル転送プロトコル（FTP）です。

最近、大容量のファイルもブラウザにドラックアンドロップで送信できるし、WEBサイトのCMSインストーラーとかWEBコントロールパネルに附属していて、ポチッと押すだけでるから、わざわざって感じですよね？

ファイル転送プロトコルの種類

FTP（File Transfer Protocol）とは

FTPは、インターネット上でファイル転送を可能にするプロトコルです。主に以下の特徴があります。

– クライアントとサーバー間のファイル転送

– データとコントロールの分離

– ユーザー認証のサポート

これにより、安全かつ効率的なファイル転送が可能です。しかし、現在は暗号化のないFTPはセキュリティリスクが高まっており、代わりにSFTPやFTPSが推奨されています。

FTPS（File Transfer Protocol over SSL/TLS）とは

FTPSとは、インターネット上でファイル転送を行うためのプロトコルの一種で、SSL/TLSを利用して安全性が高められています。具体的な特徴は以下の通りです。

– SSL/TLSによる暗号化:通信内容の保護が可能

– 認証機能:ユーザー名やパスワードによりアクセス制限

– 実績のある技術:広く利用されているFTPプロトコルを拡張

このように、FTPSは安全性と利便性を兼ね備えたファイル転送方法です。

SCP（Secure Copy Protocol）とは

SCP（Secure Copy Protocol）とは、ファイルの転送を安全かつ効率的に行うために開発されたプロトコルで、SSH（Secure Shell）を利用して暗号化された通信経路を確保します。

– データ暗号化により、第三者のデータ盗みを防止

– パスワード認証や公開鍵認証によるアクセス制限

– ファイル転送時のエラー検知・再送機能あり

これにより、ネットワーク上での情報漏洩リスクを最小限に抑えることができます。

SFTP（SSH File Transfer Protocol）とは

SFTPは、SSH File Transfer Protocol の略で、セキュアなファイル転送手段を提供します。主な特徴は以下の通りです。

– インターネットを介した安全なファイル転送

– ローカルとリモートシステム間で情報を保護

– 暗号化によるデータの機密性確保

– 認証によるアクセス制御

これにより、データ漏洩リスクを最小限に抑えます。

普段FTPは利用するのか？

弊社ではCMSにWordPressを利用するのでWebサイトの初回制作時には必須ですが、その後の運用では、ほぼいらないかもしれません。

初回もインストーラーを利用してしまえばよいのですが、ファイルのアップロードサイズの制限とかでプラグインがアップロードできない場合があるのでその場合は、FTPを利用しています。

それ移行の運用時ですが、トラブルが合った場合等はFTPを利用しますのでFTPはあったほうが良いです。

例えば、テーマの内部コードを編集間違えた、WordPressの管理画面にアクセスしたらエラーでログイン画面が表示されない等

FTPではなく、FTPSや暗号化対応したFTPは対応してもらえるの？

もちろん、特段問題ありません。暗号化になった場合は、設定が簡単な場合と難しくなる場合等、利用されているWEBサーバーによって異なります。

詳しくは、ご相談ください。問い合わせはこちらから