[2023年最新版] HTTPS導入の4つのメリットと3つの注意点 -ホームページ制作のツボ- <2/2>
HTTPSを導入するうえでの3つの注意点
安全で高速という利点から利用者も増えたHTTPSですが、注意すべき点もあります。
1.証明書発行や維持費にお金がかかる
まず、ホームページの証明書の発行やソフトウェアの導入にコストが掛かってしまうことは避けられません。また、維持費もかかります。
ただ、最近では無料の証明証発行サービスも登場しています。少しでも経費を削減したい場合は、無料サービスを検討しても良いかもしれません。
2. ウイルス感染のリスクが高まる
通信内容が暗号化され、第三者に盗聴されないというのがHTTPSの大きなメリットですが、これは同時に通信経路の途中でウイルスチェックも行えなくなることを意味します。つまり、ウイルス感染のリスクが高まる危険性があるということです。
これを防ぐには、クライアント(サーバー接続者)のシステムにウイルス対策ソフトを導入するといった対策が必要です。
3.リファラ情報が送信されなくなってしまう
WebサイトをHTTPS化すると、リファラ問題に直面することがあります。
リファラとはユーザーがサイトに流出した際に利用したリンク元のページ情報のことです。
webサイトでは、このリファラ情報をたどることによって、ユーザーがどのページからきたのかが追跡できるようになっています。自分のサイトの閲覧者がどこからやってきたのか調べられれば、それを分析してサイトづくりに活かすことができるメリットがありますね。
ですが、HTTPS化されたサイトからリンクされたページでは、リファラ情報が送信されず、追跡できない場合があるようです。これでは、ページ閲覧者がどのページから飛んできたのかがわからず、分析しようがありません。
自分のサイトがHTTPとHTTPSが混在している場合、こうしたことが起こりますが、全てのページをHTTPS化することでこの問題は改善できます。
HTTPSの導入には大きなメリットがある
以上、HTTPSのメリットと注意点についてご説明しました。HTTPSはHTTPよりもコストなどはかかってしまいますが、そのぶん安全でブラウザの高速化に貢献できるといった大きなメリットがあります。ぜひHTTPSの導入を検討してみてくださいね。
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